日本都市計画学会 中国四国支部活動方針
1 日本都市計画学会中国四国支部の活動の基本方針
日本都市計画学会中国四国支部は、支部会員の都市計画に関する研究の振興および情報等の交換や共有化はもとより、会員相互間および都市計画に関係する機関等やまちづくりを担うNPOなどとの連携の場となることによって、都市計画やまちづくりに係わる知識、計画技術などの学術の進歩普及と協働による都市づくりの実践の一翼を担い、都市計画に関する学術の振興と中国四国地域の都市・地域の持続的成長に寄与することを活動の中心に据える。
具体的には、以下の事業を通じてこれを行う.
(1) 研究発表会および学術講演会等の開催
(2) 都市計画に関する研究会、講演会、研修会、見学会等の開催
(3) 都市計画に関する調査・研究および提言
(4) ホームページの開設・管理、支部報、都市計画関係資料、および学術図書等の刊行
(5) 都市計画に関係する機関、NPOとの連携および協力
(6) 都市計画に関する研究の奨励
(7) 都市計画に関する研究および都市計画事務・事業の顕著な業績等の表彰
(8) その他目的を達成するために必要な事業
2 日本都市計画学会中国四国支部の活動の配慮事項
当支部は、人口減少、情報化、協働の推進など新世紀日本の都市づくりの潮流に対して、組織自ら先導的な取り組みを試みるため、活動の企画、実施について次のような配慮を行う。
(1) インターネットなどの有効活用
支部の地域の地理的な広がりと交通のハンディキャップを克服するため、また、広く情報の公開、共有化を推進するため、広報、会議、データベースの構築などにおいて、インターネットなどの情報通信網を有効に活用する。
(2) 他の学術分野との連携
都市はまさに生き物のごとく、都市活動、市民生活あるいは地域地域において、課題を日々複雑化させており、都市計画分野のみでは、研究が整理できない状況が急激に増加してきている。このため、建築、土木、造園等の各学会はもとより、経済学、社会学、計画行政学、芸術学、生活科学など幅広い分野の学術団体等との情報交換、共同研究などを積極的に企画・実施する。
(3) NPO、行政、企業等との協働の推進
従来型の産、学、官の連携に加えて、現在では、「まちづくり」活動における市民の役割、および地方分権時代の基礎自治体の役割は日々大きくなりつつあり、協働の理念によるまちづくりが全国各地で推進されている。NPOの活躍や企業の地域との関わり、市民参加を前提とした都市計画行政の展開などの要請に応えていくため、当支部においても、幅広い連携に努める。
(4) 中山間地域の課題も含めた都市圏を単位とする研究の推進
中国四国地域は、わが国における先行的、過疎進行地域であり、また、分散型都市配置地域であることから、都市圏単位の調査研究が実学としても非常に大きな地域貢献となる。このため、調査研究にあたっては、都市圏単位の情報の整理を進める。
update : 2022/05/25